クラウドファンディングの基礎知識

「クラウドコンピューティング」という言葉がテレビの広告でも出てくるようになっていますが「クラウドファンディング」はまだ知名度という点ではあまり浸透していないかもしれません。

 

言ってみれば「クラウドファンディングとはいったい何でしょうか?」という人がまだたくさんいると思います。この「クラウドファンディング」とは、ある目的や志を持っている個人や団体が必要としている資金を、インターネットを活用して不特定多数の支援者から収集しようと活動するもので、これで目的を実現させる手法のことです。

 

ここでのクラウドとは「群集という意味で、英語ではCrowd Fundingと書きます。

 

「クラウドファンディング」の種類は大きく3つで、資金提供者に一切見返りが無い「寄付型」、作品やイベント招待など金銭以外の見返りがある「購入型」、事業が成功すれば金銭での見返りがある「投資型」に分かれます。

 

インターネット活用の最大のメリットは、人と人を結ぶコストが最小化できることにあるわけですが、それぞれに共通しているのは、インターネットを使って不特定多数の人から少額ずつを集金する点と、お金を払ってもらうためのモチベーションの作り方に工夫をしている点で、この辺りが新しい感じです。

 

既存の寄付で、特に大手の慈善団体などへの寄付では、自分の払ったお金がどのように使われるのかが不明瞭な点が不満となりますが、たとえ少額であっても誰もがそうした点をもう少し知りたいと思っているはずで、資金が必要な人と払う人の「1対1」のマッチングができる「クラウドファンディング」は、この点で不安無く気持良く払えるのがメリットになっています。

 

日本のサービスでは「Campfire」、「READYFOR?」、「Grow!」、「GREEN GIRL」、「PIECE UNIQUE」などが比較的知名度の高い団体です。